定年退職かぁ…
考えてみたら、自分の人生、会社一筋でしばられてきたなぁ。
自分の好きなことできてきたのだろうかぁ…
残りの人生くらい、もっと好きなことやっていきたいなぁ…
海外旅行…海外に住むのも良いかもなあ。
でもどうやって…?
💡 今回の記事を読めば、残りの人生をより豊かにする最初の一歩を踏み出せるかもしれません。
退職・リタイア後・老後こそ人生を楽しみたい!海外移住をしたい!
こんにちは、TJ-ブリです。
今回は、退職後、リタイア後の海外移住ライフとその実践についてです。
長く勤めてきた会社を定年退職、やっとのんびりできる…ここから人生を楽しみたい!まさに思うところですね。そして、退職後、リタイア後に海外移住!なんて憧れたりしますよね。
人生をより豊かにする一つには、自分の好きなことをするということがあると思います。
あなたの人生、自分の好きなことで歩むことはできましたか?
海外に住みたかった、なんて思いありませんでしたか?
私は台湾に長く住んでいて、台湾現地で、60歳を超える方、または既に元の仕事はリタイアされている方とのお付き合いも多いです。
皆さん、時間を有意義に使って、とても楽しんでいます。
だから、今回の記事は、退職・リタイア後の海外移住生活は本当に楽しいということを伝えたいと思っています。そして、その実践はちゃんと準備をすれば難しいものではないこと、日本での税金や留意点も含めてお話をします。
以下のような思いや疑問のあるの方にオススメです。
- 退職後は妻とのんびり海外で過ごしたい、退職金を使ってしばらく海外生活をエンジョイしたい
- 子どもが大きくなったので、残りの人生でできなかったことをしたい…海外移住、海外で働くってどうなのか…
- リタイア後に海外に移住したいけど…でも、どのように対応していいかまったくわからない…台湾はどう?
- 昔、台湾駐在(または台湾出張)したなぁ…良いところだったなぁ…リタイア後、しばらく台湾に住んでみようかなぁ?可能なのかなぁ?
- 退職後に海外移住したら、何か気を付けることある?日本の年金は?税金は?
退職・リタイア後の海外移住ライフはどのようなものか、台湾を例を挙げて紹介します。
また、海外移住、台湾移住にあたって、実際にどのような対応をする必要があるか、また、年金・税金など日本で気を付けるべき点も含め、解説します。
日本⇒台湾を中心に解説しますが、基本は世界どこでも同じですので、専門家による超有料級情報も満載です。ぜひとも最後までお読みください。
🌎 そもそも…海外も台湾も旅行くらいしか…言語もよくわからないよ…
退職後に歳をとってからチャレンジはしんどいのでは…
- 海外移住前に不安となるのは、若くても歳をとっていようとも同じです。
- ただ、歳をとってからこそ、残された時間を大切にしたいはずです。いつまで健康でいられるかはわからない、やりたいことができるうちに、歳をとっても人生をより豊かにすることが良い人生と思います。
- 他方、台湾は、日本人にとって海外移住のハードルが最も低い国だと思います。
- 台湾の公用語は中国語になりますが、英語も、さらに日本語も使えるところも多くあり、そこまで心配する必要はないと思います。私の知っている中高年の方も中国語ができる方は少ないです(笑)。
- ただし、台湾移住をより良いものにしたい!なら、しっかり対策をすることが大事かと思います。
- こちらは、海外移住にあたっての不安や心配、そして台湾の場合の対策をまとめたものです。不安や心配は対策を考えることができる!つまり成功の素なのです。
退職・リタイア後の台湾移住生活はどんなもの?
さて、始めに私の知り合いの3人の台湾移住者を紹介しましょう。
皆さん70歳近い年齢で、すでに日本の会社を定年退職されています。
それぞれ、退職後の台湾生活をのんびり、そして楽しく過ごされています。
あぁ、こんな生活って良いなぁと思います^^
70歳手前 奥様とお子様の三人暮らし(台北) 台湾在住歴10年以上
- 元々日本の会社の駐在員として台湾子会社の責任者を務め、その後、退職。
- そのまま台湾に住み続け、現在は独立をし、台湾企業のアドバイザー、日本人管理者向けの指導等を実施されています。
- お子様はまだ未成年なので、まだまだきっちり働かねば!という思い。中国語の勉強も続けられており、成長意欲はまだ豊富!仕事も大好きなようです。
- ご家族とのんびり過ごされることに幸せを感じ、台湾国内旅行や温泉巡りなどが趣味です。
- 奥様とウォーキングすることが日課で、緑の多い台北がお好き。そのままレストランで食事という流れ多いとのこと。
- その他、平日土日祝日問わず、日本人の友人と飲みに行ったり、月に2-5回程度ゴルフを楽しまれています。
- 台北の北側にもたくさんの温泉があるので、週に1-3回の温泉通いでリラックス。
- お子様は中国語が堪能なので、このまま台湾の大学に進学されるか、中国語圏で、シンガポールなどの留学も視野にあるようです。
- 今後がとても楽しみですね♪
Mさんの台湾ライフの好きなところ3選
- とにかくおいしいものが多い!毎日でも外食できてしまうほど便利!
- 自然が多く、台北近郊でも気軽な温泉通いや旅行ができる
- ゴルフを堪能できる
すごい!
Mさんは、適度に仕事もされ、中国語の勉強も熱心に、そして、友達との交流に、お子さんも学生真っ只中!
少し聞いただけでも充実っぷりがうかがえるし、とても幸せで楽しそうな印象です!
そうですね。
「仕事・勉強・家族・遊び・子育て」
すごくバランス良く生活していることがMさんの特徴ですね!
とても輝かしいライフです。
では、次のHさんも見てみましょう。
60代中盤 奥様と二人暮らし(台北) 台湾在住歴5年
- 日本の上場会社を退職され、台湾現地日系企業で雇用契約を締結し、管理者として毎日勤務されています。
- とにかくゴルフが大好き。仕事上もゴルフをすることが多く、平日も休日もゴルフをすることが多いようです。
- 奥様も70歳手前で、台湾在住の日本人の奥様と食べ歩きが趣味。台湾ならではですね♪
- 休みの日は、夫婦二人で旅行に行くことが好き。台北近郊の北投、イーランを始め、中部への温泉旅行が特にお好きとのこと。
- 日本にお子様がいますが、既に成人し上場会社に勤務。結婚されており、Hさんにとっての孫もいます。コロナ前は、Hさん夫婦は日本へ、お子様一家は台湾へ、しょっちゅう日本と台湾を互いに行き来していたようですが、今はコロナで難しいことが悩みのようです。
- 特に、なかなか孫に会えないことがネックとのこと。Skypeを利用しお孫さんとお話することも楽しみ。そして台湾からもAmazonを利用して、おじいちゃんからのプレゼントをたくさん送っているとのこと(笑)
Hさんの台湾ライフの好きなところ3選
- ゴルフがしやすいこと(値段が高くなく、台北近郊にも多い)
- 治安や医療体制という生活環境のほか、食べ物や旅行という点を中心に、妻とのんびり老後生活をするに最適な場所と感じること
- 日本のものが多く、日本と近いので、中身としても物理的にも、とても日本と距離感の近い環境で海外生活が送れること
日本を定年退職後も台湾で毎日勤務されているのですね!
ゴルフが大好きのようですが、他方で奥様とののんびりした生活がうかがえます。
Hさんは、まさに人生100年時代の象徴ですね。
70歳近い今も、現役バリバリ、ゴルフの腕前も素晴らしいです。
他方で、奥様をとても大切にしており、お二人で食事に行かれたり、旅行を満喫されたり、とても微笑ましく思います。
コロナが明けたら、台湾と日本の行き来がしやすく、お子様一家と一緒の時間も増え、より充実したライフになるでしょうね!
さて、最後はUさんです。
70歳手前 奥様お子様との三人暮らし(新竹) 台湾在住歴10年以上
- 過去に台湾駐在経験があります(およそ5年)。日本の会社を退職された後、ご子息の台湾の大学への留学を機に台湾移住へ。ご本人は、台湾で日系企業の顧問として参画し、また、ご子息は、台湾の大学を卒業後、現在台湾の企業で勤務しています。結果として、家族三人での生活を継続中です。
- 日本人の会合などへの参加ほか、知人と台湾の居酒屋に飲みに行くのが趣味。
- ゴルフはされないようですが、週末は奥様とウォーキングをしたりと運動は欠かさないようです。
- また、休日は奥様と二人で旅行に行くことが多く、特にイーラン、花蓮、台東と台湾の東部がお好きなようです。
- ただ、お子様は大学生。なかなか一緒に旅行に来てくれなくなってちょっぴり寂しいとのこと。
- それでも、家族3人で台湾に暮らせることに幸せを感じているようです。
Uさんの台湾ライフの好きなところ3選
- 民度が高く、治安が良いので安心して生活できること
- 教育水準が高く英語の学習も進んでいること
- ごはんが美味しいこと
Uさんは、きっかけがご子息の台湾留学と珍しいですね!
前に台湾駐在をしていたこともつながっての台湾移住ですね!
実際に台湾移住される日本人の方も多いですね。
そして、過去の台湾駐在と定年退職も重なっての台湾移住ですね。
台湾で働く場所も比較的簡単に見つかったようで、ご子息様が台湾で就職された後も家族で楽しく暮らしています。これも幸せのカタチですね♪
どうでしょうか。
日本を定年退職され、その後、台湾に移住している方を紹介しました。
まとめますと、退職・リタイア後の台湾ライフでは、主に以下のような楽しみ方と特徴があると言えます。
退職・リタイア後、または老後の台湾の楽しみ方
とにかく、お話を聞いていると、すごく幸せそうだなあといつも思うんです。ですので、ご本人の許可が得られたら、いつか、退職・リタイア後の台湾移住インタビュー記事をやりたいなと思っています^^
🌎 ちなみに…どこの国にしようかお悩みの方はコチラ
- 海外移住とひとえに言ってもたくさんの国があるわけで、どの国に移住するか迷いますよね。
私も台湾移住前はそうでした。こちら「【海外移住先選びに絶対必要】おすすめは自分の中に【私はこうして台湾を選んだ】」に整理方法をまとめています。 - 様々国に渡航したことがある私が、どうして台湾を選んだかについても紹介しています。
- 答えは自分の胸の中にある!しっかり情報収集もして、素敵な海外生活にしましょう!
実際に海外移住をするにはどうしたらいいか?
上記でいろいろと事例を紹介しましたが、皆さん台湾移住のキッカケが異なるようですね。駐在からの切り替え、台湾企業への転職など、それぞれ理由があります。
それでは、そもそもどうすれば、リタイヤ後に海外移住できるのか、解説します。
まず最初に調べるべきことは「ビザ」です。
そして、ビザの種類が重要になります。
その国に取得可能なビザがあるのか?ビザは国によって要件があります。
そして、退職・リタイヤ後にも取得可能なビザがあるのか?という点もポイントです。
国によってビザの種類や要件は異なるため、それぞれ確認する必要があります。
退職・リタイア後、台湾の場合はどうやって移住するか?
まず、退職・リタイアを前提とすると以下のビザを検討することになります。
- 退職後の長期滞在ビザ(停留ビザの一種)
- 居留ビザ
- 就業ゴールドカードの取得
- 永久居留証(駐在⇒移住の場合や既にお持ちの方)
詳細はこちらの台湾移住ガイドや移民署や日本における在外公館(台北駐日経済文化代表処)の情報を確認いただくことが良いと思いますが、以下では、それぞれ簡潔にポイントを解説します。
退職後ロングステイビザ
停留ビザの種類として、「退職後のロングステイビザ」の発給があります。
但し、以下の制限があります。
- コロナ禍の規制によって、2022年2月現在発給停止(特別許可による発行もできない)
- 滞在期間「180日」の制限がある
- https://www.roc-taiwan.org/jp_ja/post/25154.html#4
したがって、コロナ禍の政府の規制があることを踏まえると、以下の居留ビザ、または就業ゴールドカードの取得、または永久居留証を検討する必要があります。
居留ビザ
家族に呼び寄せで取得する場合を除き、原則としては雇用・就労と紐づきます。
すなわち就労許可の取得が必要となります。
就労許可は、台湾現地の企業が政府へ申請して対応することになりますので、現地での就職、及び仕事を受けることが前提となります。
就業ゴールドカード
「就業ゴールドカード(就業金卡)」とは、以下の「4つ」の機能を備えた身分ステータスを有するカードです。
- 就労許可証
- 居留ビザ
- 居留証(台湾居住権)
- 再入境許可証(COVID-19の台湾入境規制中の入境も可能)
特徴の一つは、個人で申請をすることができる点です。つまり、台湾にある企業による就労許可申請の対応が不要です。
但し、規定される専門領域があり、かつ一定の収入があること等が要件となり、就業ゴールドカード管轄当局の許可が必要となります。
なお、年所得が300万元を超える場合は、大きな税金軽減のメリットがあります。
そもそも、就業ゴールドカードは、高所得者・富裕層向けの特別な身分となっており、台湾政府が優秀な外国人を台湾に呼び寄せることを目的の一つとして制定されています。
💡 詳細はこちら
別の方法(永久居留証を利用)
台湾滞在中に「永久居留証」を取得することが考えられます。永久居留証とは、つまり台湾永住権のことです。
永久居留証も個人に紐づくものであるため、会社の就労に基づく対応が不要となります(役所に申請することで、別途ご自身で就労許可を取ることできます)。
但し、取得にあたっては、5年間の台湾滞在(各年183日以上の滞在も必要)が要件となります。
過去に台湾駐在をされており、その際に永久居留証を取得しているのであれば、日本に帰国してからも台湾に戻ることが可能です。
💡 永久居留証の取得方法などの詳細についてはこちらを参照。メリットの他、デメリットと考えられることも記載していますので、該当する方はチェックしておきましょう。
永久居留証の取得要件である5年という滞在期間に「もうちょっと足りない」という方
務めていた会社を現地で退職したものの、5年までもうちょっとという場合があると思います。
また、台湾に数年いたけど、新たに別の職を探し、永久居留証を取得して台湾に居続けたい場合があると思います。
まず、会社を辞めた場合も、その後、申請によって1年(6ヶ月×2回)までは滞在可能です。この間に新しい職を探すことが考えられます。
そしてこの間に永久居留証の要件を満たすのであれば、永久居留証の申請対応を行いそのまま住み続けることが可能となります。
根拠法令:外國人停留居留及永久居留辦法第22条
2.依外國人停留居留及永久居留辦法第二十二條之一申請者,得申請展延六個月;必要時得敘明理由,得再申請延長一次,最長不得逾一年。
出典:台湾移民署HP
退職後に海外移住する場合の注意点
退職・リタイア後に移住を想定する場合、日本で発生する税金について注意が必要です。
- 退職・リタイア後、日本で年金を受け取る場合
- 海外にいるままで日本の会社を退職して、日本で退職金を受領した場合
- 退職・リタイア後、海外移住したけど、日本に不動産など財産が残っている場合
ここではこのあたりについて解説します。
原則:日本で発生した所得については日本で課税がされます
例えば、退職金や年金は、海外移住したとしても、日本で課税対象となります。
既に日本の住民票を抜き、ある程度の期間、海外移住していれば、日本では非居住者となりますので、申告による納税ではなくて、支給者側が代わりに納税をする源泉徴収の対応で完結します。
しかし、申告をするよりも税額が高くなることが多いので、注意が必要です。
年金、退職金、以下、海外移住者の対策も含めて、それぞれお話します。
日本の年金にかかる税金
= {年金の支給額 – (6万円(65歳以上の場合は10万円) × 支給月数)} x 20.42%
原則として、上記の源泉徴収税額が発生します。例えば年150万円の年金の場合で、65歳未満の場合、約16万円(150-(6×12ヶ月)×20.42%)の税金が発生します。
例外として、日本が租税条約を締結している国へ移住した方は、日本での源泉徴収が免除されることがあります。
アメリカ、シンガポール、香港等との国においては、日本と租税条約が締結されており、「居住地国のみで課税」と規定されていることから、租税条約の届出書を提出すれば日本の源泉徴収税20.42%が免除されます。
台湾との間にも租税条約の内容と同等の日台租税協定があり、かつ、この居住地課税の原則は含まれることから、日本側の課税が免除される可能性があります(台湾は、独特のため、所轄税務署や税理士に確認いただくことをお勧めします。海外に行ってしまうし、信頼できる税理士を見つけたいという方は以下の内容を参照ください)。
日本の退職金にかかる税金
日本の会社から受け取る退職金については、海外在住中など、日本の非居住者の場合は、退職金の選択課税が適用できます。
つまり、源泉徴収で課税された税金を大きく減らせる可能性、または既に税金を納めている場合は還付できる可能性があります。
詳細は、こちらの記事「📝【知らなきゃ大損!】海外駐在中に日本の会社を退職!多くの税金が戻る⁉【非居住者の退職金選択課税】」でまとめています。
申告書の記載方法も含めて掲載しています。
大きな税金の減額効果がありますので、海外在住中に日本で退職金を受け取った方など、該当者は絶対に!取りこぼしのないようにしましょう。
TIPS海外に行ったら住民票どうする?健康保険?年金?住民税?
海外移住にあたって、日本の住民票をどうしたら良いかという質問をよくお受けします。日本の住民票を抜いた場合の一般的なメリット・デメリットは以下の通りです。
メリット | デメリット |
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逆に住民票を残した場合には、住民税や健康保険料がかかるものの、その都市のサービスを享受したり、日本に一時帰国した場合に健康保険が適用可能です。但し、最も注意しなければならないのが、形式上、住民ということになりますので、海外の所得についても日本で思わぬ課税がされることが考えられます(懸念がある場合は日本の税理士・専門家とよく検討するべきです)。
ここは質問が多いところですので、近いうちに、このサイト内でも解説したいなと思います。
恐ろしいのは日本の相続税
日本の税金で注意すべきは相続税です。
最高税率が相続財産の55%と非常に高額となります。そして、課税対象は原則として日本の財産すべてと広範囲に及びます。
海外に行ったからといって避けることが難しいのが相続税です。
少し解説します。
- 相続人、亡くなられた被相続人のどちらか、相続事由発生時点前10年間日本国にいる場合に課税されます。
- 原則、日本国外の財産については課税されないのですが、少し前に税制改正され、5年→10年になりました。
- 海外では、シンガポール、カナダ、マレーシア、中国など、相続税がない国も多く、これらの 国への移住によって日本の相続税逃れを防ぐため、日本では課税対策が強化されています。
そもそも、所得に課税をしておいて、その残った所得、またはそれを利用して購入した財産にさらに税金を課すのが相続税。相続税は、課税された資産に対して課され、さらに高額という、恐ろしい税金なのです。
また、この相続税を避けたいがため、生前に贈与を検討することが一般的ですが、日本では、贈与についても税金が課される仕組みとなっており、基本的には相続税に近い金額が課税されます。
日本に財産を持つ以上、日本の税金からは逃げることができないように規制されているのです。
繰り返しですが、日本の相続税は重たいです。相続が発生した場合、海外に住んでいても課税されることは多々あります。
海外に移住したとしても、元気なうちに早めに整理をして対策を打っておきましょう。
相続対策は非常に複雑で、専門領域です。ここは日本の相続を得意とする税理士に任せることをオススメします。 事前に対策しているかどうかで、税金の節約額は数百万~場合によっては億単位で節税することになります。
もし未だ信頼している税理士とお付き合いがない方は、以下も踏まえて、コチラで信頼できる税理士を探すのがオススメです。無料相談があるので、話をしてみて自分にあった税理士を探しましょう。
💡 ん~なんだか難しいし、時間もない、脱税とかになったら嫌だ・不安だなぁ…という方は【信頼できる税理士さんってどう見つけようか…】
上記の通り、海外移住をすると日本に税金もケアする必要があり、場合によっては難しいこともあります。
税金という法にも関することですので、人によっては、不安で、やっぱり誰かに相談したい、手続きがめんどくさい、色々あると思います。時間は最も大切ですよね。
特に海外移住で日本プラスもう一国が加わると複雑になりますし、相続税は非常に専門性の高い領域です。
この場合、日本の税理士さんにも相談することが良いでしょう。
ただ、日本には、税理士が多くいます。優秀な方にお願いしたい、コストをできるだけ抑えたい、特定の案件の専門はいないか、いろいろな要望があると思います。
結局、税務も人の対応なので、能力も違えば、得意分野もあるでしょうし、相性が合う合わないもあります。自分に合う、案件に合う税理士を探すことは大事です。
相続以外でも、自身の個人所得税の節税、自身の会社の節税、老後の節税を相談するのも良いでしょう。
既にお世話になっている特定の税理士の方がいない場合や、色々な税理士からこれだというのを探したい場合はコチラ。まずは、無料相談もうまく活用して、理想の信頼できる税理士を探しましょう。
特に相続は、財産によっては千万円単位、億単位の課税の話になり、それを大きく節税できる可能性もあります。そのための税理士費用であればプラスなはずです。
ちなみに、所轄の税務署に直接電話することもおすすめです。
人にもよりますが、結構親身に教えてくれる人もいます。
手間はかかりますが、税務署、税理士、ダブルで対応するとより有効です。
結局、退職後・リタイヤ後、どうやって海外移住・台湾移住するのが良いの!?
退職・リタイヤ後も人生を謳歌したいならこれ!
結論としては、私は、海外で働くことを前提に移住することを検討することが良いと思います。
理由は次の通りです。
- 人生100年時代。「定年退職なんてなんのその!第二の人生はこれから!」という気持ちが人生をより楽しくさせる。
- 働くことで、ボケ防止・老化防止になる。
- 生きる価値って、世の中や社会に貢献することによって、その喜びはより大きい。その一つは働くことであること。
- 稼いだお金を使うことが、飲んで食べてもやっぱり美味しい!趣味への支出もより楽しい!
- 働くことを前提としたビザの方が取得しやすい(コロナ禍の規制が厳しいときは特に。就労がないと入国できないケースも多い)。
我々の人生、100年時代となりました。
他方で日本の定年退職の年齢はそこまで上がっていません。
定年退職してからも、その先30年以上あるわけです。
それであれば、健康に、そしてボケないよう、人生に喜びを感じながら生きたくないでしょうか。
そのためには、いくら稼ぐとか関係なく、「働く」ことで、社会、人々に貢献ができ、成長もあり、そしてより豊かな人生につながるものと確信しています。
もちろん無理して働く必要はなく、できれば自分の好きなコトをして、そしてある程度の収入があればそれだけ良いというくらいが一番と思います。
また、台湾でもそうですが、海外に移住するにあたっては、就労を前提とすると移住がしやすいことが言えます。上記の3人の事例もそうですが、共通しているのは皆働いていることです。
台湾も、就労・働くことを前提とした場合、雇用者の会社側で就労許可を取得し、そして居留ビザの申請ができるので圧倒的に移住しやすいです。
ではどうやって仕事を探すのがいいか?
では、どうやって海外で就労・働くか?海外で働く場所を探すか?
結論としては、海外・グローバルに特化した転職エージェント、希望の国に支社がある転職エージェントに問い合わせることが一番いいでしょう。
海外就職・雇用案件は、特殊な案件でもあるからです。
また、問い合わせの時には、セカンドライフとして、仕事にあたって自分の好きなことを伝え、自分に適した良い案件を見つけてもらえるようにしましょう。
転職案件はみずもので流動性があります。自分に合う案件がいいタイミングで見つけられるよう、登録だけでも早めにしておくことが良いと思います。
しっかり退職・リタイヤ後の海外移住に備えて行きましょう!
ちなみに、台湾であれば、日本の経験者は需要が多く、案件も多いです。
例えば、半導体企業の顧問、 飲食企業の顧問、 店舗店長 などなど 60歳を過ぎてもまだまだ若い!働くところはあります!
歳をとった今だからこそ、一度は相談してみることをオススメします。現役時代では考えられないような思わぬ案件があるかもしれません。そして、現役時代のあなたの経験が役に立つのです。
ただ、海外にいくことが目的なので、海外案件に特化したところが良いでしょう。
海外台湾という点で、グローバルまたは支社の観点では以下から優先順位をつけて対策することが良いです。
ある程度優先順位をつけ転職エージェントに登録を行い、自分の意向をしっかりと聞いてくれるところと付き合っていくことが良いでしょう。
🌟 ハイクラス・海外・グローバルということであれば、まずはここは登録しておきたい
🌟 大手も含めて「とりあえず数」もということであれば、こちらの定番も登録
- 🏢 リクルート
- 🏢 DODA(PERSOL)
- 🏢 第二新卒エージェントneo by ネオキャリアグループ(※台湾現地では「リーラコーエン」という名前で展開しています。最初の検索で海外や台湾は出てきませんが、台湾で広く人材紹介をしています。結構ニッチな隠れ案件も多いので、直接無料登録して確認してみてください)
公開されていない情報があったりするので、まずは登録をして、話をしてみて自分の希望をしっかり伝えることが大事です。本当に掘り出しお宝案件があります。
これらの登録は無料で、まずは自分に合った案件を探すことが大事なのですが、案件は、時期とタイミングも大事です。本当に早いに越したことはないと言えます。
さあ、あなたの最高に充実した第二の人生はもうすぐそこですね!
退職金もらって多少貯蓄はあるけど…でも、台湾でどのくらい稼げるか、どのくらい支出がかかるか、やはり心配…【押さえておきたい3つのおカネの話】
- 台湾の収入事情については、こちら「💰【台湾おカネ事情!これが給与実態!】現地採用の狙い目!【日本人の年収は?】」を押さえておきましょう。
- また、台湾の生活コストについては、マチマチになりますが、こちら「💰【台湾の生活コスト】必見!1人、DINKs、子持ち家族を全て公開!」で一般家庭についてはクリアになります。
- ただ、重要なことは、台湾は税金や社会保障負担が少なく、日本と比べると同じ収入でも手取りが全く異なります。これも台湾移住をする上では大きな検討要素になるでしょう。こちら「💰日本VS台湾の給料「手取り」徹底比較【うそ⁉こんなに差!】」で完全比較しています。
台湾に来たらさ…ぜひとも中国語で第二の人生語りましょう
さて、退職後・リタイア後に台湾に来られたら、台湾人の友達もたくさんできるでしょう。台湾人はとてもフレンドリーで、かつ日本に興味を持つ人が多いです。あなたがどうして台湾に移住してきたのか?どうして退職後に台湾に来たのか?相手の台湾人としては気になるところです。
台湾人には日本語ができる人も多いですが、でも中国語で話をしたらグッと距離は縮まるでしょう。
参考にはなりますが、残りの人生、やりたいことリスト、バケットリストにかかる中国語をまとめた記事「📚【台湾で中国語】バケットリスト作ってますか?やりたいことを中国語で!」があります。普通学ぶことのない中国語になりますが、しかし、人生をより豊かにする中国語と思います。あなたのリタイア後の中国語をより楽しむためのツールとしてください。
まとめ
今回のまとめです。
- 人生100年時代!退職後も30年以上ある!退職後、リタイア後の第二の人生に海外移住は素晴らしい
- 台湾もリタイヤ後の移住は多く、仕事に、趣味に、家族との時間に、皆さんエンジョイしている
- 退職・リタイヤ後の海外移住で重要なのはビザであり、これは各国で取り扱いも異なる
- 台湾の場合も各種対応方法があるが、仕事をすることを前提として居留ビザを取得することはスムーズ
- 高所得者・富裕層については、就業ゴールドカードを検討しよう
- 海外移住にあたって、日本の税金には注意
- 特に日本の相続税は、対象が広範かつ金額が高くなるので、早めに対策を考えておくことが大事
- 退職・リタイヤ後も、仕事をすることでより豊かな人生につながる傾向
- 海外に特化したエージェント( JAC、Beyond Border、ビズリーチなど)に自分の仕事の要件や思いを伝えておき、適切なタイミングで良い案件をGETできるよう準備しておこう
今回は以上となります。
この記事がきっかけで、退職後・リタイア後、または老後の素晴らしい海外移住につながったら本望です。そして、その中で台湾移住を選択したなら、なお嬉しいです。
皆さんの第二の人生がより豊かになることを願ってやみません!
一緒に楽しみましょう!
ここまでお読みくださりありがとうございました。