最初に、まずはこちらのストーリーをご覧ください。
<とある、日本の東証一部某上場企業社員G氏のストーリー…>
G氏は、30歳で結婚、すぐに子供に恵まれて、現在妻はもう一人を妊娠中。
一見、順風満帆に聞こえる家庭生活。
しかし、これから家庭崩壊の危機を迎えるのであった。
原因は、夫G氏の仕事。
とてもマジメで誠実な性格なG氏。学生時代から成績は良好であり、一流企業に就職。
仕事も勤勉で一生懸命に取り組んだ、家族のために、自分の将来のために、残業もいとわず一生懸命に…
マジメに働けば働くほど、仕事の量が増える。
会社は、40代後半から50代の社員が詰まっており、昔に比べると出世の機会がどんどん減っている。
その結果、役職につくのが遅れ、なかなか給料も上がらない。
他方、上司からはさらに仕事が与えられ仕事は増える一方。
「G君には期待しているし、がんばれば出世は間違いない。」
確証のない励ましと共に。
気付けば、毎日終電、または深夜0時を超える残業。
土日勤務もざら。有給消化どころか、代休すら消化できない。
妊娠中の妻は、小さい子供を一人で面倒を見る日々。
近くに身内もおらず、完全なるワンオペ育児。
大好きだった仕事もあきらめて退職。夫であるG氏の将来にかけて、自分は専念して家庭をサポートしようと決意。
でも、夫G氏はいつも帰ってこない。
最初は、彼はマジメな性格だから…と割り切って妻も頑張った。
しかし、
昇級もなく、年収もあまり上がる様子はなく、時間が経つにつれて、彼は将来大丈夫なのだろうか…不信な気持ちも芽生え始める。
さらに、
ストレスからか、妊娠中の子供が流産しかける…
ますます不安とイラ立ち、そして焦り…。不信感も増す。
そして、夫との衝突が増える。
終いには、旦那から一言、「うるせえ!俺だって、がんばってんだよっ!!!」。
妻から涙が流れた。
どちらも頑張っており必死には違いない、でも、それぞれのボタンのかけ違い。悪循環。
家庭は崩壊寸前でした…
はじめに
前置きが長くなりましたが、こんにちは、TJ-ブリです。
まず、上記のストーリーは実話です。
実はこのような状況に陥る方は多く、またマジメで誠実な性格がかえって裏目に出てしまい、気付かずに家庭が崩壊の危機を迎えていることがあります。
上の実話の家族は、その後、環境を変化させることでこの危機を乗り越えました。
どう環境を変化させたか。
それは海外で働くという選択をし、家族で海外に住むことがきっかけでした。
彼G氏から、後日談として色々聞かせてもらいました。
日本に住んでいた時、家庭が崩壊の危機であったこと、そして、海外へ行きその危機を乗り越えたことを教えてくれました。
今回は、特に以下のような方に読んでほしい記事です。
- 日本の会社で真面目に勤務しているけど先行きが不安、本当に報われるのか心配な方
- このまま日本の会社で働くことは良いのだろうか…一生懸命やっているけど…漠然と将来への不安がある方
- 日本の会社で頑張って働いているけど、自分の大切なものが分からなくなってきた方
この記事で、上記のような状況を解決する手段として「環境を変化させる」こと、そして、私自身、及び私が相談を受けた実例をもとに、環境変化の一つの方法として「海外移住」があることを理由を付して説明したいと思います。
友人でも知人でも、話を聞いているととても危険な状況に陥っていることがあり、その一助になればと筆を取りました。
これは、「逃げ」ではありません。
積極的に環境を変えること、そしてそれを考えることは本当の幸せを求める上でとても大切なコトです。
この記事を読み、もし、自分にも当てはまることがあると思った方は、環境変化、そして海外移住の検討の一歩を踏み出すきっかけになるかもしれません。
人生は一度きり そして我慢でどうにもならない時もあることを知る
マジメであるほどハマりやすい忙殺される仕事、これはあなたのせいではない
上記のG氏の例。悪いのは誰なのでしょうか?
夫G氏でしょうか?それとも奥さんでしょうか?または上司?会社でしょうか?
私は、一概に誰が悪いとは言えないと思います。
- 中高齢者が多くなってしまっている日本の人口構造上の問題
- これに対する改革や本質的解決がなされない中途半端な終身雇用等の人事制度
- (きっと)上司もがんばってきたため、本当に彼に期待しているかもしれない
- もしくは、上司も人間。中高齢の社員たちは、楽(?)な環境からは離れたくないだけかもしれない
- そのような中、このG氏は、勤勉な性格であるが故、妻と家庭を守っている、だから仕事で返さなければと全てに誠実に対処しようとした結果、妻の望むことと相違が生じた
一つの会社で一生懸命に頑張ることを否定するものではありません。
ただ、今の時代、一つの会社に依存するというのはリスクもあることを認識するべきです。
では何が大事か?
その一つに自分の本当に大切なものを見失わず、選択肢を増やしておくことがあると思います。
極端な方法に聞こえるかもしれませんが、海外移住・海外転職は、その解消方法として、比較的簡単で、本質的解決を図ることができる一つの方法と言えます。
その理由はこちらです。
- まずは、環境を変えリセットすることができる【自分の悩みの大半は人間関係から来るものとだった…】
- 日本を俯瞰して見ることができる【当たり前が当たり前でなかった…】
- 幸せを再定義するきっかけになる【自分にとって本当に大切なものは何か】
- 世界の価値観に触れることができる【国により、文化や慣習だけでなく、日本よりもはるかにすごいテクノロジーが世界にはある】
- 新たなチャレンジ【語学だけでなく多くを学ぶきっかけとなる】
- そして改めて日本を知る【海外で日本人としてできることを考える】
結果、強烈なスキルと経験が身に付き、今後将来の選択肢を広げてくれることは言うまでもありません。
以下、順番に解説します。そして、後段では実際の海外移住のステップまでご紹介します。
どん底サラリーマンでも、ダメダメサラリーマンでも、誰でも実践可能です。
転職することすら頭の中になかった人が、実際に海外に住んで心機一転した事例も少なくなく、そしてそれには大きな価値があることをこれからお話します。
海外に移り環境をリセット【悩みの大半は人間関係】
まず、当たり前ですが、海外移住をして、これまで勤めていた日本の会社との関係、その会社の人との関係はある程度リセットされます。
もちろん、大切な人との関係は海外に行っても連絡をとって継続することが可能です。
海外に行き、皆揃って言うことは、日本にいた時の悩みの大半は人との関係によるものであったことです。
私も何度も読み返している名著「📚 嫌われる勇気
しかし、日本にいるうちは、また、同じ会社に勤めているうちは、なかなか解決することが難しい問題でもあります。
- 誰かが帰らないと帰りにくい、定時や早く帰るにあたって、周りや上司のことを気にしてしまう(リモートワークでは、PCのステータスがオフラインにするのを気にしてしまう)
- 有給を取る時に周りを気にしてしまう・周りに謝って有給を取得する
- 飲み会でつまらない上司の武勇伝や自慢話、または愚痴を聞かされる
- 残業をたくさんしている人が評価が高い
- おかしい方向、または非効率な上司な決定も従いざろう得ない
- 会社の中で意味のない足の引っ張り合いや社内政治活動がある
- 仕事はそっちのけ、そんなつまらぬ政治活動・権力闘争に必死な能力の低い上司がたくさん&さらにこき使われる
- 給料が上がらない・昇級が難しいのに、副業が禁止されている、または暗黙で副業することは「悪」といった文化がある
- ……などなど
どうでしょう。
いくらでもありますが、これらは会社の中でもよく見られる問題です。
そして、いずれも「人」が関係しています。「人」との間の争い、「人」を気にするが故に悩んでいる問題でもあります。
とは言え、いきなり、身近にいる「人」を気にしないようにすることは至難の技です。
この問題は、日本国内で転職することによって解消されることもありますが、海外に行くことでより解消しやすいことが言えます。
なんて些細なことに気を取られていたのか。私自身、サラリーマン時代の苦しさを思い出し、そう思うことがあります。それも海外移住のおかげと言えます。
いずれにしても、環境を変える、それをきっかけに解消されることは多くあります。
移った環境が望ましい環境であったこともそうですが、物理的に環境が変わればマインドを再セットしやすいことも言えます。
日本で苦しんだ私の台湾移住をしている知人達や他の海外移住者の知人達も、海外移住をすることで、日本の会社にいた時の対人関係の悩みに気付き、そして解消に向かうことができたという人は多いです。
海外移住による環境の変化、これによる心機一転、マインドセットは、最初に伝えたい重要なことです。
これに気付いた上で海外移住または転職をすることが何よりも大事です。
なぜなら、海外移住をして企業に勤めても、または日本の他の会社に勤めて、そこには人がいるわけで、上記に気付かず実行してしまうと、解消されないこともあるからです。
もう一度言います、悩みの大半は対人関係。
そしてマインドセットをするきっかけとして海外移住は有用となります。
日本を俯瞰して見る【当たり前が当たり前でない】
環境を変えることでマインドセットのきっかけとなることをお伝えしましたが、さらにそれを加速させるのが、海外に出れば、日本をより客観的に俯瞰して見ることができます。
私も海外に出てから日本のことを考えることが増えたと思います。
むしろ、海外に出た方が日本のことを考えることになります。
それは、日本にいる限りは、それが当たり前であり、外を見る機会が少ない、他との比較の機会が少ない結果、思考停止になるからだと思います。
- 日本経済の停滞、しかもここ30年ずっと(GDP成長率はほぼ横ばいは先進国でも日本だけ…、ITがこれだけ進歩した30年にも関わらず…)
- 日本のおカネの問題、世界で見た給与水準の低さ、所得格差の拡大
- 日本の人口構造からくる社会保障負担の問題、給与手取りの減少
- 日本の会社組織構造、終身雇用制度の中途半端な崩壊と残された人たち課題の放置
- …などなど
海外に出ると、その海外との比較や日本を俯瞰して見ることができ、日本に生じる潜在的問題・顕在的問題が、より鮮明にわかることになります。
日本にいた時は、そこで暮らすしかない。その中でがんばるしかない。私もそんな気持ちだったし、上記事例の家庭もそうだったと言えます。
しかし、今の時代、そうとは限りません。
ネットが便利になり、海外に住んでいても、日本の会社や人と簡単に仕事ができるようになりました。結果、海外移住の選択は比較的容易になりました。
海外に住んでみると、これまでの仕事環境、生活環境が当たり前でもなかったことに気が付きます。
こんなに仕事をがんばってきたのに…こんなに残業しているのに…どうして給料が上がらないのか…
それはあなたの問題でなく、構造上の問題であったこともあり得ます。
また、「え?この程度の勤務時間で海外ではこれほど稼ぐことができるの?」このような発見も珍しくありません。
もちろん日本の当たり前が良かったこともある!
- 例えば、日本では、医者に行けば3割負担など限定された医療費負担でお医者さんにかかることができます。しかし、これは海外では当たり前でなかったりします。例として、アメリカ、シンガポール。これらの国は医療負担が高いことで有名で、風邪で気安く医者にかかることができるのは富裕層のみだったりします。それだけ医療費が高いということ、また社会保障でまかなわれないということです。
- 海外移住にあたっては、生活、仕事をする上でしっかり事前に確認をし準備することが大切です。このサイトでも海外移住・台湾移住のリスク等も含めてまとめていますので良かったら他の記事もご参考ください。
幸せを再定義するきっかけ【自分にとって本当に大切なもの】
海外に住むことで、大きな環境の変化があり、そして、これまでの当たり前が当たり前でなかったことに気付くという話をしました。
そしてさらに仕事と自分、そして家族についての考え方や過ごし方も変わってくることが多いです。
- 仕事そのもののやり方が変わってくる
- 国にもよるが、一般的に海外では家族との時間は大事という考え方が根付いていることが多い
- 海外に住めば日本にいる身内が近くにいないため、自分、家族と向き合う時間が相対的に増える
自分の時間を、自分の健康を、家族との時間を、貴重なひと時を、「仕事が忙しいから…」という理由で失うことは本望なのでしょうか。
もちろん、仕事に打ち込むことを否定しません。
しかし、大きな犠牲を伴ってまで対応する必要があったのか、海外移住をし、この問いに直面し見直しをされる方は多いです。
人間、なかなか自分一人の力で環境を変えることは難しいです。
他方で、海外という環境の変化により、その土地の文化で大切にすることに合わせることはできます。
台湾でも、多くの人が家族との時間を大切にしています。その結果、なるべく仕事を効率的に終わらせよう、終わらなくても残りは子供が寝静まった後に家でやるか、仕事に対する向き合い方も変わってきます。
台湾の上司から、土日は家族と一緒に過ごすのかい?、自分の時間、家族を大切にしているかい?、休みの日は家族と過ごすんだよ、そんな話をされることは多いです。
また、自分のオフィス、デスクに家族の写真を飾っている方も多いですね。
初めて海外に来た時、私自身も自分や家族に対して見方を改めたり、過去を反省することがありました。
仕事が激務であったサラリーマン時代…
妻を、子供を本当に大切にできていたか。
自分の時間を大切にできていたか。
若いときにもっとたくさんやりたいことがあったのではないか。
自分を殺してまで仕事をしていたな、誰からもどんな仕事でも二つ返事で仕事を受けていたなどの後悔もあったと思います。
だから、もし少しでもこのようなことを思った人に、自分と同じようなことになってほしくない。
そのためにも、日本でも海外でも、自分を犠牲にしているのではと思う方にはアドバイスをします。
この記事を読んでいる方にも、自分にとって本当に大切なことは何か、自分を犠牲にしていないか。幸せの再定義をしてみてください。
海外に住むことは、幸せの再定義をする大きなきっかけとなるはずです。
世界の価値観【日本が遅れていた!?優れた技術やテクノロジー】
海外移住のメリットは、その国の価値観に触れることにあります。
どこの国も、それぞれの歴史、文化、慣習があり、それは生活、人、会社など、様々なところで感じることでしょう。
私も日本という狭い国に生まれ育ち、そして、いくつかの海外に行きましたが、その都度新しい発見があります。それだけでも新鮮で、日本での当たり前が当たり前でなかったことに気付かされるわけですが、さらにテクノロジーの発展を感じることもあります。
例えば、最近でこそ、日本もUberといった配車アプリや、Uber Eatsなどの宅配アプリがだいぶ一般化されましたが、シンガポールや台湾ではもうずっと前から、タクシーの配車アプリや宅配サービスが利用されていました。
また、日本では、時刻表通り電車やバスを走らせるためしのぎを削りますが、台湾では電車やバスがあと何分で来るのか利用者に知らせることができれば足り、バスについては、アプリによって近くのバスがいつ来るかがわかるようになっています。そこには大きな効率性と生産性があり、またこの結果、運営者側にもストレスがかからない運行ができると言えます。
ちょっとした発想によって、仕事は変わり、また利用者も満足できるものだと思いました。
半導体産業においても、日の丸半導体は、すっかり台湾、アメリカ、及び韓国に太刀打ちができないことになったことを、台湾に来てから身をもって知りました。
世界の企業の価値を示す時価総額では、30年前、NTT、ソニー、トヨタなど、多くの日本企業が世界トップに入っていましたが、いまや50位以内にトヨタがいるだけです(2021年現在35位前後)。アメリカ企業、中国企業が多くを占めるに至っていますが、台湾はTSMCが10位以内で奮闘しています。
ITの進化によって、テクノロジーはすさまじいスピードで発展していますが、残念ながらこの30年、日本の経済は停滞しており、それを肌で感じたことも海外に住んでより感じたものになります。
海外移住によって、その国の価値観を知り、また、国によっては、新しいテクノロジーと経済発展を肌で感じることも魅力の一つであると思います。
世界一の半導体産業国、台湾
台湾経済をけん引している半導体及び関連企業についてはこちらでまとめています。世界がIT・デジタル化しており、知っておいて損はない知識となります。
株式投資でも重要な未来予測の要素となります。
新たなチャレンジ【語学以外にも多くを学べるチャンス】
最後は、海外に住むことで多くの新たなチャレンジをすることができるという話です。
海外移住そのものが新たなチャレンジでありますが、その生活の中でも新たなチャレンジは多いです。語学にしかり、先の経済発展やテクノロジーもそうですし、また、その国の歴史、アート、法律、政治・企業・組織のあり方、本当に色々なことを学ぶことができます。
私は、人生は常に学びと成長が大事だと思っています。
人生で最も楽しいことは自分の成長があること、それがどこかで役に立つことが生きがいになりますし、そして、自分が成長し続けるためには学びが必要であるからです。
私も、色々な国への海外渡航、そして台湾移住をして様々なことを学ばせてもらいました。そもそも人間としての成長機会を得ることができたのは海外移住そのものであったと思います。そして、こうやって記事を書くことで、もし世界で一人でも役に立ったと思ってくれた人がいたら、それは私にとっての生きがいでもあるわけで、本当に良かったと思います。
台湾で学べるたくさんのコト
私が思う将来に有用な台湾で学べることはこちら「🖊【台湾で学べる!】人生が豊かになる5つのコト【人間として成長したい】」にまとめています。
台湾、民度が高く、治安も良い、おいしいものもあって生活水準もそれなり、さらにこんなに学ぶことができる環境に私はとても満足をしています^^
【ここはゆっくり読んでほしい】本当に大切なコト
ここまでで、海外に住むことが、大きな環境の変化となり、心機一転、幸せを再定義し、そして、新たに多くのことを学び成長する機会となることをお話しました。
ここで言いたいのは、この記事が単に「海外移住は良い」とか「日本はダメ」ということを言っているだけではないということです。
上記にも記載していますが、大切なことは今の置かれている環境と状況に気付くことです。
まじめであればあるほど、また、誠実であればあるほど、苦しい環境にも耐えられることができてしまいます。そして、視野が狭くなって色々と気付かないことも多いのです。しかし、気付いた時には大きなものを失っていることもあります。
あなたの歩むその先に、幸せな自分を描くことができますか?
もう一度言いますが、大切なことは今の置かれている環境と状況を認識することです。
その一つの手段として海外に住むことがあるに過ぎません。
もしかしたら、単なる転職でも、引っ越しでも、長期休暇を取ることでも、解決ができるかもしれません。
ただ、海外に住むことは、物理的な場所の点で大きな環境変化をすることができ、比較的容易にできる時代となったと言えます。
そして、もう一つ大切なことを言います。
こういう話をすると、「日本を捨てるのか!?」みたいなことを言う人もいます。
私は、日本人はもっと海外に出て、その上で、海外で直接日本をアピールしていく、海外から日本をサポートしていくことは良いことだと思っています。
私自身、海外に行ったからこそ、より日本のコトを考えることができ、より日本を好きになったと思っています。
日本に住んでいた時、本当に恵まれていたことも改めて認識したことでもあります。
海外から日本をサポートする。そのためにも日本人が海外に出ることはとても大切なコトだと思っています。
でも一歩踏み出すことは難しい、なぜ一歩踏み出せないのか、どうすれば一歩踏み出せるのか
海外に住むことで大きな価値観の変化があり、そして、日本人として海外にでる意義も理解できた、しかし、一歩踏み出すことは本当に難しいと思います。
私もそうでした。
なぜ一歩踏み出すことができないか。
それは新しいチャレンジには、結果が伴うかわからない不確定要素があるからです。
そして、あなたに否定的な意見を言う人もいるでしょう。
日本が一番良いに決まっている、海外なんて稼げないし生活は良くない、何かあったらどうするの?
その結果、不安や心配が増え、自信をなくし一歩踏み出すことができないわけです。
どうしたら一歩踏み出すことができるのか?
逆説的ではありますが、それは海外に住むことの不安や心配を知ること、己を知ることにあると思います。何が自分を不安にさせるのか、ということです。
しかし、新しいチャレンジに不安や心配は付き物です。
そして、その不安や心配がわかるのであれば、それに対して対策を打つこともできます。
そう、不安や心配は、むしろ成功のためのチャンスなのです。
海外移住の不安や心配、そしてそれに打ち勝つためのヒントは、こちら「【海外移住前の不安と心配 】それでも移住したい!」が役立つはずです。もし、一歩踏み出す勇気がない方は是非お読みください。
自信をもって未来に向けて対策を練りましょう!さあ、その一歩です!
では、どうやって海外移住をすれば良いのか?
海外に住むことが、幸せを再定義し再出発する転換となること、そして、さらに海外から日本をサポートする形は今の日本にとっても良いことを話しました。
では、どのように海外移住をすべきか?ここからはその実践方法についてお話をします。
具体的には以下の通り考え進めて行きましょう。
① 自分にとって海外移住に適した国はどこか?
② 候補国の情報収集をしよう
③ その上で、普通のサラリーマンが海外移住するための近道は?
① 自分に適した国はどこか? ⇒ ② 候補先の情報収集
「とりあえず、英語圏!アメリカに行こう!」
「リゾートライフが良いからバリとかタイはどうかな?」
このような浅い考えのみの場合、海外移住してから失敗することが多いです。
まずは、自分が望むものが何か、何をしたいか、しっかり考えることが大事です。
自分の心に素直に考えて、できれば紙に書き出してみることがオススメです。
その後、②候補国について情報収集するという流れになっていきます。
具体的には、こちら「🌎【海外移住先選びに絶対必要】おすすめは自分の中に」を参考にしてみてください。あなたの心の中に眠っていた海外移住候補国が見つかるかもしれません。
③その上で普通のサラリーマンが海外移住するための「近道」は?
海外移住の近道。
結論から言うと、海外で転職先を見つけることが最も手っ取り早いです。
理由としては、多くの国で、その国居住の権利、つまりビザや市民権は、就労と紐づきで取得できるケースが大半のためです。
ここ台湾でも、転職先が見つかったら、通常、その企業があなたのために就労許可を取得してくれます。これによって、台湾の居住ビザの申請が可能となります。
【台湾では】コロナ禍では「特別な許可」が必要←企業で対応 or 個人で取っちゃう?
- 2022年2月現在も、世界はコロナ感染に悩まされ、台湾でも入国制限が設けられています。台湾の場合は、ビザの取得にあたって特別許可が必要となっています(詳細はこちらでまとめて解説しています)。
- 企業側で就労許可と共に取得してもらうことが考えられ、その場合もやはり転職先を見つけることが先となります。
- 他方、高所得者(特に年300万台湾元等)については、これまでの経歴や業務等を証明することで、「就業ゴールドカード」を個人として申請することも可能です。これによって、ビザ・就労・居留・再入国の4つの権利が付帯された身分を取得できます。就業ゴールドカード取得者については、最終的にゴールドカード対応事務局が上記特別許可の取得も実施してくれ台湾に入国できることになります。詳細はこちら「1,200万円~高所得者は台湾に超移住しやすい⁉ 外国特定専業人材・就業ゴールドカード【税金軽減】」も参考ください。台湾では、高所得の日本人含む外国人が、かなり優遇されていることもポイントです。
では、海外での転職先を具体的にどう見つけたらいいのでしょうか!?
こちらも簡潔に結論を言えば、転職エージェントに登録して案件を探すことです。
日本で探しても海外案件はたくさんあります。
ただ、いくつか意識した方が良いこともあります。
以下、解説します。
転職エージェントに登録するにも、転職エージェントはたくさんあります。
そして、海外・グローバルという領域に特化したエージェントもあるのです。
また、当然ですが、どうせなら収入はより高い方が良いと思います。
そのため、ある程度優先順位をつけ転職エージェントに登録を行い、自分の意向をしっかりと聞いてくれるところと付き合っていくことが良いでしょう。
🌟 ハイクラス・海外・グローバルということであれば、まずはここは登録しておきたい
🌟 大手も含めて「とりあえず数」もということであれば、こちらの定番も登録
- 🏢 リクルート
- 🏢 DODA(PERSOL)※希望地:「海外」⇒台湾を選択
公開されていない情報があったりするので、まずは登録をして、話をしてみて自分の希望をしっかり伝えることが大事です。本当に掘り出しお宝案件があります。
これらの登録は無料で、まずは自分に合った案件を探すことが大事なのですが、案件は、時期とタイミングも大事です。早いに越したことはないと言えます。
CHECK!転職案件探しだけが転職エージェントの利用価値ではない!
- 転職エージェントに登録することで、自分の求める転職先を探し出せる可能性がありますが、それだけではありません。
- 転職エージェントに登録して紹介案件を見ることで自分の思わぬ価値に気付くこともあるでしょうし、また、エージェントの方から客観的な意見をもらえることは将来の自分の成長のきっかけとなることも多いです。
- その意味でも、エージェントに登録して転職活動をしてみることには大きな価値があるでしょう。
- 確かに転職そのものはリスクも考えてしまいますが、転職活動そのものには何にもリスクはなく良いことだけなので。
- 私も、未だに転職エージェントに登録しっぱなしになっていますが、会社役員の案件、ベンチャー企業CFO、なぜか技術職の案件まで、それぞれの年収も含めて自分の転職市場の価値を知るようで面白いですよ(笑)
転職案件は、流動性のあるもの。良いのは出た瞬間になくなってしまう。これは世界どこでも一緒ですね。
そうですね。良い案件はむしろ出回ることすらなく、個別に紹介して終わることが大半。
そのため、エージェントに登録し、あらかじめ自分の理想と自分について伝えておくことが重要なわけです。
親身に相談にのってくれるエージェントの人は、あなたの理想に近い案件、あなたに適した案件を考えてくれます。
転職案件の中には、日本企業採用だけど、いきなり海外駐在切符案件も!
- 転職案件の中には、日本企業の採用となったけど、数か月の研修後、いきなり海外駐在となる案件もあります。これもまさにエージェントに登録してから見つかる掘り出し物ですが、駐在員という好条件で海外に住むことができる点、お宝案件だと思います。
- 台湾駐在員へのインタビュー記事はこちら「【台湾駐在員大解剖】驚きの待遇・給与・手当も公開【インタビュー(前編)】 」が参考になります。驚きの待遇!そしてその暮らしっぷりを丸裸にしています。ご参考ください。
台湾移住なら知っておきたいコト
日本人が台湾での現地採用を成功させるために知っておいてほしいことがあります。
台湾の平均給与は日本よりも低い。ですが、その中で日本人が成功するには把握すべきことがあります。こちらの記事にまとめています。
台湾移住にあたって、ビザや就労許可の仕組み、コロナウィルス禍の規制、海外転職以外の移住の方法などはこちらで全て判明します。
実際に台湾に住んでみてのメリットやデメリットについて、イメージを持っておきましょう。その上で、再度移住したい国について整理してみると良いでしょう。
生活するにあたって重要なこと、それはお金。平均給与はどのくらい?
生活費用、支出・コストはどの程度?生活コストと言われても、独り身、子なし、子持ちでも金額は違う!こちらもしっかり把握して台湾移住前にイメージを持っておくことが必要です。
まとめ
今回のまとめとなります。
- まじめで誠実な人ほど、自分では解決できない環境にハマることが多い
- 視野が狭くなり、気付いた時には大切なものを失うこともある
- 環境を変え、俯瞰してみることが大事であり、海外に住むことは一つの手段である
- 海外に住むことで、幸せの再定義と再出発をするきっかけとなる
- 海外に住むことは大変なこともあるが、海外では想像以上に学べることがある
- 海外に住むことは日本から逃げることではない
- 海外から日本を支える形があるし、閉塞感がある今の日本にこそ必要なことだという見方もある
- 海外移住の方法は簡単、ただ、移住の前に自分に合う候補先をしっかり考えてほしい、その上でその国のことをよく調べるべき
- 海外移住に必要なことは、海外転職案件を見つけること
- タイミングとお宝案件を取りこぼさないように、優先順位をつけてエージェントに登録し相談することが望ましい
- 優先順位にあたっては…
「ハイクラス・海外・グローバル」ならまずはここは登録しておきたい
「大手」も含めて「とりあえず数」も求めたい ⇒ それなら、定番も登録
-
- 🏢 リクルート
- 🏢 DODA(PERSOL)
- なお、転職エージェントに登録し相談することは無料だが、それだけでも大きな気づきが多く自身の成長のきっかけとなる
- 海外移住、台湾移住なら、仕事のみならず、生活、バイリンガル子育て、お金や制度のこと、台湾での楽しみなど、このサイトが役に立つはず!
今回は以上となります。
私自身も、今思い返せば、日本のサラリーマン時代…本当に苦しい時もありました。
そしてそのまま行ったら家庭崩壊を迎える未来があったかもしれないと思います。
だからこそ、そんな人が少しでも減ってほしい、そんな気持ちを込めて書きました。
今回、少しでも気づきがあったら嬉しいと思いますし、このサイトが役に立ったら幸いです。
ここまでお読みいただきましてありがとうございました。