- 1995年~2021年までの約30年弱の間
- オウトツがあって、マイナスが目立つけど…
- 3%未満の低いところを推移
- ほぼ横ばいのグラフ…
これ何だかわかりますか?
これは、日本の経済成長率です。
内閣府の統計より暦年ベースのデータより集計しました。
1995年ー2021年の平均は0.71%となります。
経済成長率 は実質GDP(暦年ベース)の前年変動値です。
計算で示せば、「(当年GDP – 前年GDP) /前年GDP × 100」となりますが、要は前の年に比べてどれだけ経済が成長したか、ということになります。
当たり前ですが、経済は毎日動いています。
モノを作ったり、販売したり、サービスを提供したり、これの売り買いがなされ、日々経済は動いているため、経済は基本的には成長します。
成長率は国よって異なりますが、残念ながら、この約30年弱の平均にて、日本は0.71%の成長しか遂げなかったわけです。
失われた20年…、そして、失われた30年とまで言われる日本。
残念ながら経済が停滞しており、賃金水準も上がっていません。
これに加えて、日本に住む人にとって、さらにお金がどんどん減ってしまう要因も増えています。
例えば…
- 税金
- 社会保険料
- 物価上昇
- 円安
「安い日本」という言葉が流行しました。
そして、今、「貧しい日本」という言葉まで聞くようになりました。
申し遅れました。こんにちは、TJ-ブリです。
いきなり不謹慎な話をすいません。ただ、これは紛れもない事実。
私も日本人であり、日本に資産があります。正直なところ、今の日本は超ピンチと思っています。
私は台湾に住んでいますが、日本が大好きです。
だからこそ、この、日本・日本円の価値がどんどん減る姿を外から見て、なんとかしたい…何か貢献できることはないか…心から思っています。
今回は、日本の状況・お金について触れ、その上で「リスク分散の大切さ」、その対応方法として外貨資産を考えること、また、外貨を稼ぐ、海外移住という選択について、お話したいと思います。
このままでは本当に日本が危ない、そのためにはどうしたら良いか。
一緒に考えていければと思います。
特に日本在住者、日本円のウェイトが多い方にとってお役に立てればと考えています。
また、海外で働きたい、海外移住を検討されている方の背中押しに繋がればという思いです。
日本の悲惨な状況、そして我々の収入は減っていく
この約30年でGDP成長率が横ばいであることが表すこと
前述の通り、日本の経済成長はこの約30年間、ほぼ横ばいです。
この約30年もの間、経済がほとんど成長してないことを表す一つの事実です。
高度経済成長期からバブルを経て、不景気の時代に突入しましたが、数字でもそれが示されています。
経済成長が停滞すれば、日本の財政が苦しくなり、我々の生活に影響を与えることも必至です。
日本の経済成長が停滞しているという事実に加え、ここでさらにもう一歩、考えたいことがあります。
日本の経済成長が停まってしまったこの30年間ってどんなことがあったでしょうか?
1990年~2020年代。
そう、この時期は、インターネット、コンピューター、パソコン、そしてスマホが普及した期間でもあります。
つまり、世の中のあらゆる処理能力や速度が格段にアップし、我々の暮らしは便利になり、そして様々な分野で効率は増しました。
アメリカ、中国、先進諸国はどこも経済成長を果たし、GDP成長率は、5%以上が多く、大きい時で10%以上も成長した年もあります。私の住む台湾も同様です。
1995年~2021年における各国の平均経済成長率
- 日本:0.71%
- アメリカ:2.39%
- 中国:8.75%
- シンガポール:4.95%
- 韓国:4.28%
- 台湾:4.20%
年 | 日本 | アメリカ | 中国 | シンガポール | 韓国 | 台湾 |
1995 | 2.6% | 2.68% | 10.97% | 7.18% | 9.62% | 6.5% |
1996 | 3.1% | 3.77% | 9.92% | 7.47% | 7.89% | 6.18% |
1997 | 1% | 4.45% | 9.25% | 8.32% | 6.17% | 6.05% |
1998 | -1.3% | 4.48% | 7.86% | -2.19% | -5.13% | 4.21% |
1999 | -0.3% | 4.8% | 7.68% | 5.72% | 11.47% | 6.73% |
2000 | 2.8% | 4.08% | 8.47% | 9.04% | 9.06% | 6.31% |
2001 | 0.4% | 0.95% | 8.32% | -1.07% | 4.85% | -1.4% |
2002 | 0% | 1.7% | 9.12% | 3.92% | 7.73% | 5.48% |
2003 | 1.5% | 2.8% | 10.02% | 4.55% | 3.15% | 4.23% |
2004 | 2.2% | 3.85% | 10.11% | 9.94% | 5.2% | 6.95% |
2005 | 1.8% | 3.48% | 11.39% | 7.37% | 4.31% | 5.38% |
2006 | 1.4% | 2.78% | 12.71% | 9.01% | 5.26% | 5.77% |
2007 | 1.5% | 2.01% | 14.25% | 9.02% | 5.8% | 6.85% |
2008 | -1.2% | 0.12% | 9.59% | 1.86% | 3.01% | 0.8% |
2009 | -5.7% | -2.6% | 9.45% | 0.13% | 0.79% | -1.61% |
2010 | 4.1% | 2.71% | 10.61% | 14.52% | 6.81% | 10.25% |
2011 | 0% | 1.55% | 9.55% | 6.22% | 3.69% | 3.67% |
2012 | 1.4% | 2.28% | 7.85% | 4.44% | 2.4% | 2.22% |
2013 | 2% | 1.84% | 7.77% | 4.82% | 3.17% | 2.48% |
2014 | 0.3% | 2.29% | 7.39% | 3.94% | 3.2% | 4.72% |
2015 | 1.6% | 2.71% | 7.02% | 2.98% | 2.81% | 1.47% |
2016 | 0.8% | 1.67% | 6.85% | 3.56% | 2.95% | 2.17% |
2017 | 1.7% | 2.26% | 6.95% | 4.66% | 3.16% | 3.31% |
2018 | 0.6% | 2.92% | 6.75% | 3.66% | 2.91% | 2.79% |
2019 | -0.2% | 2.29% | 5.95% | 1.1% | 2.24% | 2.96% |
2020 | -4.5% | -3.41% | 2.34% | -4.14% | -0.85% | 3.12% |
2021 | 1.6% | 5.97% | 8.02% | 7.61% | 4.02% | 5.86% |
平均 | 0.71% | 2.39% | 8.75% | 4.95% | 4.28% | 4.2% |
Data Source:世界経済のネタ帳(https://ecodb.net/ranking/imf_ngdp_rpch.html#KR)よりTJ-ブリにてまとめ
あれっ??
え?
あれ?????
って思いませんか。
そうなんです、この約30年間、日本だけが取り残されてしまったんです。
え・・・。驚きです。
日本って、ビルもどんどん立ち、とてもキレイで…
その上、皆とても真面目で、かつ遅くまで働いているので…
だから、不景気とは言われながらも、もっと成長しているんじゃないかと思ってましたが。
はい。確かに、モノが増え、我々の暮らしは便利で豊かになりました。しかし、経済成長率という点、各国との比較で見てみますと、皮肉にもご覧の通りなんですね。
しかも、IT、パソコン、スマホ等、情報技術がこれだけ発達した中での30年間というところもポイントです。
どうしてか?
この30年間で著しく目立った産業成長がなかった、生産性の低い非効率がある、社会構造上の問題…
この問題だけで色々な話ができますが、これには多くの要因があると思います。
少なくとも、日本は現在においても根本的な課題がありそうです。
経済の停滞⇒財政赤字⇒そりゃ増税するよね
日本経済の停滞。
他にも理由はありますが、この結果、日本の財政プライマリーバランスはマイナスが続きました。
つまり税収を中心とした収入と支出で見て、常に赤字が継続。
そのため、国債を発行し続け、日本の債務は膨れ上がっていきました。
したがって、収入の確保は必須、あの手この手を使って様々なところで増税がなされてきました。
結果、日本は世界の中でも高税率国です。
企業に課される法人税、個人に課される所得税は世界の中でも高い税率です。
そして、さらに税金を課された後の残ったお金は、生活のために必要なものですが、その消費に対しては10%もの消費税が課されます。
そして、残ったお金で家を買ったら、固定資産税などの不動産課税。
でもでも、不動産やお金といった資産は子孫に残せるから!
⇒残した瞬間に相続税…しかもこの相続税の最高税率は55%と極めて高税率です。
他にも税金の種類はたくさんあります。
稼いだお金の大半が、最終的には税金として徴収される仕組みがあります。
世界トップの少子高齢化⇒社会保障の増大
さらに、経済以外に日本の財政を圧迫しているもう一つの理由が、少子高齢化です。
これは、日本にとって非常に深刻な問題です。
高齢者は、年金を受け取ることができ、医療にかかる保障もあります。
高齢者が安心して生活できるよう、これを支えることは大事ですが、これにはお金がかかります。
他方で、高齢者は徐々に増えており、2030年には30%、2050年には36%が65歳以上の高齢者になると言われています。
そのため、税金が増える一方で、さらに社会保険料、年金といった負担も、日本でお金を稼ぐ働き手にとって増えていくことが確実です。
また、もう一つ考えなければいけないのが、今の若者~私を含む中間層については、負担が増えるものの、自分が高齢者になって受け取れる金額は少なくなるでしょう…。
これもまた、日本人の収入を減らす大きな要因となっています。
では、台湾の税金や社会保障負担はどうなのさ?
台湾にも、法人税、個人所得税、営業税(日本の消費税に該当)、固定資産税、相続税と各種税金があります。
しかし、結論としては、日本ほど税金は高くないと言えます。
こちらの記事で、台湾の税金について、日本とも比較しながら記載しています。
ご参考ください > 🏢【誰でもわかる台湾の税金】わかりやすく把握【移住・ビジネスでは必須】
また、個人が受け取る給与の手取り。どれだけ税金や社会保険料等が差し引かれて、手元にお金が残るか?
日本と台湾にて、同じ年収1,000万円の場合にどうか、徹底比較をしているのがこちらの記事です。驚きの差があります。この差を3%で運用したら…もう色々とスゴイんです。是非とも参考にしてください >💰 日本VS台湾の給料「手取り」徹底比較【うそ⁉こんなに差!】
税金や社会保障費は、その国で生活するにあたり必要な支出です。
但し、合法的に抑えることもできます。そのためには、まずは最低限理解をしておきたいことです。
この日本の状況に追い打ちをかける事態…
収入を減らす事象の他に、さらに追い打ちをかけることが2つあります。
一つ目は、物価の上昇です。
日本のこの20年の目標の一つは、インフレ率を上げること、つまり物価上昇でした。
景気が良くなって、物価も上がれば、賃金水準も増え人々の暮らしはより豊かになる、こう考えたわけです。
しかし、2022年、思わぬ形でこれを達成することになります。
米中貿易摩擦、コロナ、ロシア・ウクライナ情勢等によって、資源の高騰、原材料の高騰が顕著になり、物価の上昇が進むことになりました。
他方で、日本の景気は良くなっていません。
この結果、日本の景気が良くなる前に物価が上昇してしまったことが日本の今の状態です。
これは、専門的にも非常に危険な状態であるようです。
もう一つは円安です。しかも強烈な。
2022年4月中旬時点、1ドル=128円となっています。
昔は、1ドル=100円、円高の時は80円を切った時もありました。
円安となると、日本はどうなるか、また我々個人への影響がどうなるかご存知でしょうか?
大きなこととして、世界から見た日本円の価値が下がるという点が挙げられます。
私も持っている「円預金・円資産」は、世界から見ればどんどん価値が下落しているということです。
また、世界からたくさん日本のモノが買われやすくなりますが、その一方でモノだけでなく日本企業も買われることになります。
他方で、日本は、資源が少なく自給自足が難しい国です。
このため、日本は、多くのモノ、資源について、他の国からの輸入に依存しており、輸入は多い状況です。
円安は輸入にとっては不利です。これまで、1ドルの物を80円で購入できたが、128円かかるので、支出が増えるためです。
この結果、貿易収支赤字はより膨らむことが予想されます。
そして、日本経済はさらに不景気になり、日本はより貧しくなる可能性が高くなることが見込まれています。
そのため、今よりもますます円安が進行する可能性もあります。
そうしますと…
我々個人にとっても、さらに日本円が安くなってしまい、我々の日本円資産もまたさらに価値が下がる…ということになります。
ひゃあ~ 円安がすごい!!
台湾で、円を買っておき、コロナ解放後、日本旅行で使うぞ~!
なんて、友達と盛り上がっていましたが、当事者日本は大変なコトになっていたのですね。。。
そうですね。
麦一と同じように考えている台湾人は多いです。
しかし、今回の円安は、これまでの円安とは異なり極めて深刻な状況であると見ています。
今回の円安は、私は、上記で記載してきた日本の悪い膿(うみ)が出た結果と思っています。
空前絶後の不景気の中、残念ながら日本は新しくめぼしい産業が産まれなかった…。
そして、根本的解決がなされぬまま、臭いものにフタをするように対応をしてきてしまった。
それが出てきてしまった、そんな気がしてやみません。
いずれにしても、日本の不景気、そして円、日本の価値が、世界の評価が下落している、これは事実です。
日本の深刻な状況は、我々個人の円資産にも大きな影響
日本の現在の状況について、ここまでをまとめると、
- 長期間に及ぶ不景気
- 増税
- 社会保障負担
- 物価上昇
- そして、超円安
- さらに将来、さらに状況は悪化する可能性が高いこと
これらによって、我々個人にとっても、収入の減少、支出の増加だけでなく、その中で貯めてきた円資産・円預金の価値も低下するという、トリプルパンチというわけです。
いかがでしょうか。
【もし、日本円の資産・収入しかないのであれば】
それは大きなリスク・危機と考えるべきです。
日本円をずっと持ってきた方は、あまり他に手を出したくない、リスクを負いたくないという方だと思います。
しかし、どうでしょう、日本円こそ安心だろ、というこの発想こそが実は大きなリスクでこれからさらに目減りする可能性がある、さらにその可能性が高いわけです。
思考の停止が最も危険です。
空前絶後の最悪の日本の状況…ではどうすれば良いのか!?
ここから本題です。ではどうしたらいいのか?
一緒に考えていきましょう。
ここでは、
そのための具体的対応を話したいと思います。
①外貨資産のウェイトを増やそう
要は円資産を変えて外貨資産を増やすということです。
日本円を外貨通貨に変える、というシンプルな方法から、日本円や日本円資産を外貨投資や他の資産に変えるという方法が考えられます。
かといって、リスクの高い商品はオススメしません。
ここでは深く言及しませんが、投資の世界はものすごく奥が深いです。
株式投資、投資信託、為替・FX、コモディティ、仮想通貨、NFT……保険だって、預金だって投資の一つです。
数え切れないほどの投資商品があります。
いずれもお金を稼ぐことが目的ですが、世の中そんなに甘くありません。
プロだって失敗することがあるわけです。
したがって、現在の私の考えは、リターンが大きいわけではないが、リスクが高くないもの、そして、日本円のみのリスクを避けることを目的として長期目線で投資をすることをお勧めします。
私は、S&P500などのアメリカ株のインデックスファンド、世界株やアジア株のインデックスファンドを中心に、リスクの少ない外貨ものに長期保有目的で投資しています。
投資については…私もたくさんの本を読んできましたが、初心者的観点であれば、オススメはこちらです。まずは、投資の基本的教養を身に付けていくことは大切です。
【ここが分かれ道】一歩踏み出せるかがカギ
とは言っても、結局は動くことができない方が大半です。
私もそうでした。
ただ、動く方は今日が吉日どころか、今すぐにでも対応します。
今やらなければ、人間って結局やらない生き物なんですよね。。。
もし、円預金しかない!このままのリスクではマズイ!と思っている方で、変えるべき!と強く思う方は、この先をお読み進めください。
外貨資産の投資には、国内の株式投資と同じように口座の開設が必要です。
まずはこの一歩ですね。
日本にお住まいなら
証券口座を開設し、NISAを駆使して可能な範囲で節税しながら積み立て、が良いと思います。
いろいろと評価を聞いていますと、個人的にはSBI証券、マネックス証券、GMOクリック証券、楽天経済圏なら楽天証券などが良いと思います。
いずれにしても、ポイントは、売買手数料が少ないか?米国を始め世界の投資案件が多いか?スマホでの扱いやすさ、かなと思います。
台湾含めて海外にお住まいなら
その国で開設可能な証券口座を開設することになります。
台湾にも多くの証券会社がありますが、外国人の口座開設は少々面倒です。
そのため、台湾移住の日本の方で長期積み立てを検討される方は、思い切ってアメリカの証券口座を開設することもオススメです。アメリカに住んでいなくともインターネットで簡単に開設できます。
台湾の場合であれば、そこから受け取る配当や売却時にアメリカでも課税(源泉税)がかかりますが、売買の手数料がかからない口座も多く、その点でかなりメリットがあります。
オススメはこの2つです。日本の証券口座は何かと手数料がかかってしまう一方で、以下のアメリカ口座はとにかく手数料が最低限!米ドル直接投資が大きなメリットです。
- Firstrade:とにかく使い勝手が良く銘柄が豊富という点が魅力的。但し、英語と中国語(台湾の中文である繁体字もあります)
- Interactive Brokers:英語や中国語が…という方に!日本語もあります。こちらもオススメです。
但し、米ドルの送金が必要であったり、為替の問題はどうかなど、手数料が安い以外にも検討要素がありますので、このあたりはまた別の記事で紹介をしたいと考えています。
②外貨を稼ごう
現代は、インターネットによって海外とも簡単につながることができるようになりました。
したがって、日本に住んでいても海外とつながり仕事を受けることができるようになりました。
逆に言えば、日本の企業においても、例えばプログラミング業務をインドやルーマニア等の国の人にお願いする、コールセンターや管理業務を中国、フィリピン、インド等にお願いする、こんなことがここ十年でも増えましたよね。その反対ということです。
外貨建てで収入を得ると、前述の通り、円安が進行していますから円の手取りにビックリすることがあります。
このほか、自分自身が海外に住み稼ぐという選択もあります。
つまり、海外で仕事を見つけて移住するという方法です。
一見ハードルは高くなると思うかもしれませんが、これからの日本人にとっても重要なスキルが身に付き、長い目で見た本質的な解決の方法の一つなのではないかと思っています。
日本という国には、素晴らしい技術、そして日本人には素晴らしい人間性があります。
ただ、日本はそれを世界に売り込むことが上手でないことを指摘されることがあります。
日本にとどまりたいと考える人も多いこともあり、まだまだ世界に出る人も少ないのが現状です。
日本人が海外に行っては日本の稼ぐ力が減ってしまうではないか!?
確かにそうかもしれません。
しかし、海外移住、海外勤務は、確実に視野を広くさせ、そして経験値・スキルの向上に繋がります。そういった方が日本に戻ってきたらどうでしょうか。
また、そもそも、移住先の海外で日本を売り込んでくれたらどうでしょうか。
結果的には日本に外貨が入ることになります。
一時的に逆説となるかもしれませんが、海外移住・海外勤務は、日本人個人にとっても、将来の日本にとっても日本を発展させるためには大事なことだと思っています。
とはいいつつも、どこの海外に行こうか…?日本人の台湾の転職ってどうなの…?
そんな迷いや疑問がある方は是非ともこちらをお読みください。
💡 海外移住したいけど、どこの国が良いのか?本当に合う海外移住先はどこか?
→その答えはこちら:【海外移住先選びに絶対必要】おすすめは自分の中に【私はこうして台湾を選んだ】
💡 台湾移住ならまずは職を確保 → 日本人の台湾転職はまだまだアドバンテージがある: 【台湾で転職】日本人が現地採用で勝つための秘訣【移住への大きな一歩】 (しかし、この日本の状況を見ると…チャンスはどんどん少なくなっているかもしれない、今がチャンス)
日本がヤバイ!ではどうすれば!?
日本の悲惨な状況に対してどうリスク対応するか? まとめ
今回は、現在の日本の状況を客観的事実と共に示し、また、今後、日本経済はさらに悪い方向に向かう可能性がある点についてお話をしました。
そして、これに対して、どうすれば良いか、リスク分散の方法として外貨に換える、外貨を稼ぐという、まず個人として考えたい対応について述べました。
<日本の現状:不景気が停まらない…>
- 失われた30年、貧しい日本… これだけITが発達したこの30年、経済成長は停滞してしまった日本
- 状況を考えれば、日本で増税がなされるのはやむを得ない
- さらに、著しい少子高齢化という厳しい現実
- 社会保障負担の増加、そして、年金を含めた我々の収入は減少していくことも必至
- さらに、ここにきて、コロナ、ロシア・ウクライナの件で、物価の上昇が著しい
- 景気が悪い中での物価上昇は、極めて危険な状態
- 極端な円安は、これまで日本の悪い要素が出てしまった可能性
- 輸入に依存している日本は、円安によってますますダメージが大きくなる
- 結果、さらに状況は悪くなり不景気となる可能性が高い
<我々日本人が、まず個人としてすぐに考えたい対応>
- 経済が今後どうなるかはわからないが、少なくともこの20-30年の日本の状況は良くないことは認識すべき
- そのため、まずは、円預金・円資産しか持っていないことのリスクを認識する
- その上で対応を考える必要がある
- 外貨を考慮したリスク分散が極めて重要
- 外貨資産を持つという選択肢があるが、投資の世界は深い、まずは比較的安全な長期投資がオススメ(S&P500、米株・全世界インデックスファンドなど)
- 外貨を直接稼ぐという選択股もある
- 円安によって、円で見るとより効率的に稼ぐことができる
- 海外移住して働くことも、将来を見すえた長期的には、経験と能力の向上、また、今後の日本経済の発展という点でとても重要
結びに
これまでの日本経済、そして現在の日本の状況を見ると、日本及び日本円が危ないというのがご理解いただけたかと思います。
そして、2022年のロシアとウクライナ情勢、そして、アメリカ経済と金融政策を発端に、今、日本の価値が下がっていることがより浮き彫りになりました。
この2022年の円安は、本当に露骨であったと思います。
そして、今後も、日本経済、円を含めてさらに悪化する見方も多く聞きます。
私たちにできることは何か。
今回は、個人としての対策を中心にお話をしました。
繰り返しになりますが、私は日本がとても好きです。
今回の話は、日本や日本円を捨てろ、と言っているわけではありません。
まずは個人として資産を守ることが大事、そして、同時に日本について、海外における日本について考えるきっかけとなったら良いなと思って記事を書きました。
海外移住は、日本をより深く考えるきっかけとなります。
宜しければ、このサイトの他の記事も参考にしてみてください。
今回は以上です。ここまでお読みいただきましてありがとうございました。
海外移住や台湾移住、外貨収入を考えている方に~ワンポイントプラス~
海外移住にあたって収入UPのための根本的な考え・対応、そして台湾現地就職ならコチラ
>【海外移住で年収・収入アップ】台湾含めて現地転職ならこれだけは押さえたい!
WHY?なぜか?
英語ができる日本人は多いけど中国語ができる人は本当に少ない、要は希少価値が高いからです。
その最初の勉強方法を含めてコチラ
>【これから語学なら中国語】学ぶ日本人は少ない!最初の勉強方法を紹介!海外移住に備えよう